環境(Environment)への取り組み

私たち中外製薬工業は、地球環境保全を事業活動の重要な基盤と位置づけています。
気候変動対策、循環型資源利用、生物多様性保全(環境負荷低減)、環境マネジメントシステムの4つのマテリアリティ(重要課題)に取り組むことで、世界的な環境コンセンサスに基づく挑戦的な中期環境目標2030を掲げています。

中外製薬グループの4つのマテリアリティ(重要課題)の詳細はこちら

中期環境目標(一部抜粋)

宇都宮工場、浮間工場、藤枝工場、3つの生産拠点とデジタルエンジニアリング部が一体となって取り組みを行っています。
気候変動対策 CO2排出量 エネルギー消費量 サステナブル電力比率 フロン類使用量、循環型資源利用 省資源・廃棄物対策 廃棄物排出量 プラスチック廃棄物量 水消費量(取水量)、生物多様性保全 環境負荷低減 有害廃棄物排出量 の中期環境目標(一部抜粋)を示す図

中期環境目標2030の全体像の詳細はこちら

気候変動対策

サステナブル電力100%を達成

全ての購入電力を再生可能エネルギー由来とし、電力多消費の工場でもサステナブル電力に転換することで、サステナブル電力100%と環境配慮の電力調達を実現しています。

宇都宮工場、浮間工場、藤枝工場 2023年サステナブル電力100%を達成

CO2排出量実績

2023年のScope1+Scope2 CO2排出量(t-CO2)は2019年比で54%減少を達成しました。

CO2排出量実績を示す図

循環型資源利用

中外製薬グループは、廃棄物全体の削減目標だけでなく、主な海洋汚染源であるプラスチック廃棄物の目標を設定し、環境に配慮した事業活動の推進や再資源化技術の共同開発を通じ、サーキュラーエコノミーの実現に向けて取り組みます。

循環型資源利用についてはこちら

生物多様性

当社では、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、下水道法、土壌汚染対策法、PRTR法※3など関連法規の遵守に努めるとともに、一部の自治体と公害防止協定を締結し、環境への影響低減に取り組んでいます。

※3: Pollutant Release and Transfer Register(化学物質管理促進法)の略で、市民がほとんど目にすることのなかった化学物質の排出に関する情報を国が1年ごとにまとめて公表する制度

大気物汚染防止法および対策

大気汚染の指標として、窒素酸化物(NOx)・硫黄酸化物(SOx)・ばいじんの排出量を測定し、排出基準に適合するとともに削減に努めています。

窒素酸化物(NOx)・硫黄酸化物(SOx)・ばいじん排出量の推移についてはこちら

水質汚濁防止法

当社では、水質汚濁を防止するために事業所の排水は、関連する法規制や各自治体条例などに応じた基準値以下に管理しています。
例えば、浮間工場では、製造工程で排出される排水に対しては敷地内の排水処理施設でpH調整処理などを行い、水質を確認したうえで公共排水へ放流しています。

浮間工場の排水処理施設

浮間工場の排水処理施設

各自治体との公害防止協定

当社の工場では、関連法令を遵守するとともに、立地する自治体との間で可能な範囲で公害防止協定を締結し、製品を作る過程で発生するCO2、有害廃棄物・産業廃棄物の削減、大気汚染防止、水質保全などの地域環境の保全に努めていきます。

製造の過程における大気汚染防止、廃棄物削減、水質保全、環境保全への取り組みを示す図

環境マネジメントシステム

中外製薬グループの生産拠点である3工場すべてが環境マネジメントシステム(以下、EMS)の国際規格である「ISO14001」の認証を取得し、毎年外部審査を受審することで認証を維持および更新しています。エネルギーや資源の消費等の環境への負荷が大きい生産拠点では、適切な資源の利用等の環境負荷の低減により環境リスクを最小限に抑えることが、同時に経営上のリスクを軽減することにもつながることを認識し、EMSの継続的改善に取り組んでいます。

環境マネジメントシステム(ISO14001:2015)登録情報

宇都宮工場、浮間工場、藤枝工場の環境マネジメントシステム(ISO14001:2015)登録情報

サステナビリティ

トップに戻る