全製品、全ロットの品質保証を行う

医薬品を継続的に提供するためには、自らがプロセスやルールを改善しクオリティを追求する組織風土が大切だと考え、クオリティカルチャー醸成活動にも注力しています。自分たちにとってのクオリティとは何かを考え、それを高めるためには何が大事なのか、一人ひとりが考えて主体的に行動できるよう、対話を通じた啓発活動を続けています。
特に大切にしているのは、本質を見極めることです。しくみは堅牢でなければなりませんが、過度に厳格なルールにすると、現場の業務が煩雑になり、生産性が低下してしまう恐れが出てきます。「何のために何をしなければならないのか」という品質保証の本質を考え、リスクに応じた論理的で適正な仕組みの整備・構築を追求しています。

ロシュ・グループと連携しグローバルレベルの医薬品品質システムの構築および運用を推進することや、革新的な医薬品を柔軟かつスピーディに開発・生産するための設備・技術の導入、デジタル・ロボティクスを活用したスマートファクトリーを実現することなど、当部には働きがいや成長を実感しながら能力を十分に発揮できる機会が多くあります。
また、デジタルを活用した業務の効率化や工場間の連携を強化することで柔軟性の高い働き方を推進し、自律的な成長の機会やキャリア形成を支援しています。

革新的な医薬品の生産を通じて新しい挑戦を続けながら信頼性を確保していくためには、多様な専門性を持ったクロスファンクショナルなチームにおいて、互いを尊重し、シナジーを生み出すチームワークが重要となります。
当社のサイエンス力や技術力を支え、中外製薬グループが生み出した医薬品を世界中の患者さんに届ける情熱と誇りを持って、本質を見極めた品質保証に取り組んでいます。