総合的な視野で経営を支援 経営管理部
幅広くコーポレート機能を果たす
経営管理部は当社のコーポレート機能として、中外製薬の成長戦略であるTOP I 2030および当社の未来戦略2030将来像の達成に向けての舵取りの役目を持ち、経営陣と連携しながら、あらゆるリソースを効果的かつ効率的に活用する環境を整え、戦略推進をしています。
業務は多岐に渡り経営の意思決定の支援、人事、総務、予算立案、広報、リスク管理、EHS推進、法務などです。幅広い業務を現場に近い立場で運営し、ビジネスと経営を繋ぐ役割を担っています。
将来を見据え、人財採用、育成に注力
経営管理部の役割は多岐に渡ります。代表的なものとしては会社のビジョン・戦略の策定、社内外への発信があります。
また、その戦略を実行するために、資金・資産を適切に管理するとともに、新工場建設や改修のための投資判断を支援、実行します。
人財の獲得・育成には特に力を入れています。もともと医薬品の生産が中心だった当社は2009年から治験薬の生産を始めました。これに伴い、求められる人財像も変化し、プロジェクトマネジメント力やリーダーシップが必要になりました。
これまでは業務に関する教育や育成は現場のOJT(On-the-Job Training)がその中心を担ってきました。現在はOJTを中心にすえながらも、社員の成長を一層促進するため、また、新たなスキルを養うためにOff-JTの充実を図っています。社員一人ひとりが目指すキャリアを考え、自律的に学び、成果を出していくサイクルを定着させることが組織・個人の成長につながると考えています。
さらにデジタル化戦略に伴い、より多くのデジタル人財が求められています。そのために、中外製薬グループとして社内教育を充実させるとともに、即戦力としてのキャリア採用も積極的に行っています。このほか中外製薬やロシュ社との人財交流、従来の人事異動とは異なる、人財育成を目的としたローテーションのしくみ作りを進めています。
現場と経営を繋ぎ、変革を推進
当社は、医薬品の開発・製造を通じて、世界中の患者さんの健康と生活の質の向上に貢献することを使命としています。その実現に向けて、経営管理部をはじめ、各部門が緊密に連携し、各々の専門性と多様な視点を活かしながら、医薬品を安定供給できる体制を整備しています。
経営管理部では、現場と同様に生産性の高い業務運営を心がけるとともに、少数精鋭の専門家チームとして各課題に取り組んでいます。現場出身者やキャリア入社者など、多様なバックグラウンドを持つ人財が集まり、お互いの長所を活かし合えることが私たちの強みです。既存業務の遂行はもちろんのこと、現場の声に耳を傾けながら、患者さんへの貢献を常に意識し、改革に挑戦し続けています。
加えて、ダイバーシティ&インクルージョンの推進や新しい価値観の導入、働き方改革などにも積極的に取り組んでいます。リモートワークの活用、定期的な1on1ミーティングを行うなど社員一人ひとりが活躍できる環境を整え、やりがいを持って働けるように努めています。企業理念に基づき、患者さん中心の視点を忘れることなく、社会に貢献し続けていきます。
※肩書き、役職等は取材時(2024年10月)のものとなります。