
デジタルエンジニアリング部
マニュファクチュアITグループ 所属
IT 担当
宇都宮 勤務
2019年キャリア入社
電子情報工学 専攻
入社の動機・経緯
培ったソフトウェア開発の経験を活かし、未経験の製薬業界で新たな価値創造へ挑戦
学生時代は電子情報工学を専攻し、画像認識の研究でプログラミングやAI技術の基礎を学びました。新卒で入社した電機メーカーでは携帯電話のアプリケーション開発を担当し、ソフトウェアの設計や開発に必要な技術とプロジェクト管理スキルを身につけました。
中外製薬工業への転職を決めたのは、これまで培ったソフトウェア開発のスキルが特定の分野に限定したものではなく、製薬業界のITシステムにも応用できると考えたからです。また、私の出身地である宇都宮に勤務地があることもUターンを希望していた私にとって転職の決め手となりました。
現在の所属部署・役割

患者さんの安心と信頼を守るため、日々医薬品製造システムの安定性と進化を追求
現在は製造管理システムを担当するグループのマネジャーをしています。私たちのグループでは製造管理システムの開発と運用を担当しています。
開発面では、新しい製造管理システムの導入や既存システムの改善を通じて、製造プロセスの効率化に取り組んでいます。製薬業界特有の厳しい品質基準と規制を遵守しながら、最適な製造管理システムを構築することが私たちの役割です。
運用面では、製造ラインで発生したシステムトラブル対応、製造データのバックアップなどを行い、システムの安定稼働や製造データの信頼性を維持することで、医薬品の安定生産を支えています。
また、マネジャーとして、チームメンバーの育成や業務の適切な配分、部門間の連携強化に取り組んでいます。製造部門や他部門との密接なコミュニケーションを図り、システム改善のニーズを迅速に把握し対応することで、工場全体の生産性向上に貢献しています。
自分の業務・やりがい

医薬品の品質を支え、世界の患者さんの治療に貢献できる誇りと責任を実感
私たち中外製薬工業で生産している薬が世界中の患者さんの治療に使われていることに大きな誇りと責任を感じています。現在携わっている製造管理システムの導入では、中外製薬と戦略的提携している世界有数の製薬会社であるロシュ社と連携しながら仕事を行っており、中外製薬グループで働くことの強みとやりがいを感じています。GMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)やCSV(コンピュータ化システム適正管理)といった製薬業界特有の規制や用語に最初は戸惑いましたが、周囲のサポートもあり徐々に適応できました。
特にやりがいを感じるのは、私たちが支える製造管理システムが医薬品の品質を担保し、結果として自分の業務が患者さんの命を支え、社会に貢献していると実感できることです。厳しい基準の中でも確実に品質を維持するという責任ある仕事に、日々やりがいを感じています。
展望とメッセージ

AI技術やロボット技術を積極的に活用し、今後は製造プロセスの効率化と品質管理の強化に挑戦したいと考えています。例えば、AI技術による設備の故障予知システムやロボット技術によるサンプリング作業の自動化など、新しい技術の導入に取り組んでいきたいと思います。
製薬業界は常に変化しており、新しい技術や考え方を柔軟に取り入れる姿勢が重要です。中外製薬工業には、変化を恐れず新しいことに前向きに挑戦できる環境が整っています。また、一人で解決するのではなく、チームとして協力して問題に取り組む文化があります。
ITやデジタル技術に興味があり、それを人々の健康に貢献するという形で活かしたいと考えている方は、ぜひ中外製薬工業で一緒に働きましょう。皆さんの新しい視点と情熱をお待ちしています。
※業務内容・所属は取材時(2025年4月)
関連する先輩からの
メッセージ
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IT/エンジニアリング/施設 担当
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宇都宮 勤務
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機械・電気/電子・情報系