2026年07月06日

宇都宮工場「バイオ原薬製造棟(UT3)」の竣工

 中外製薬工業株式会社(本社:東京、代表取締役社長:鎌田 謙次)は、栃木県宇都宮市にある宇都宮工場で建設を進めてまいりました「バイオ原薬製造棟(UT3)」が完成し、2026年7月6日に竣工式を執り行いましたので、お知らせします。

UT3建設の背景と目的

 中外製薬グループが強みとする独自の抗体エンジニアリング技術の進展に伴い、バイオ医薬品の分子構造は複雑化し、製造の難度も高まっています。こうした革新的なバイオ医薬品を、治験薬製造から初期商用生産まで迅速かつ柔軟に供給するためには、高度な製造技術と十分な生産能力を備えた供給基盤の強化が不可欠です。

 UT3は、主に臨床試験の中期段階以降の治験薬製造と、初期商用のバイオ原薬製造を担う施設です。シングルユース技術を活用した効率的な生産に加え、従来のバッチ式の製造に連続生産機能を一部実装することで、製品特性や生産規模に応じた柔軟な生産を可能にします。

 また、太陽光発電パネル、脱フロン対応、自然採光、熱源の再利用などを取り入れ、環境負荷の低減にも配慮しています。免震構造や非常用発電機を備えることで、事業継続性の確保にも取り組んでいます。

代表取締役社長 鎌田謙次のコメント

 このたび、宇都宮工場に新たなバイオ原薬製造拠点となるUT3が完成したことを、大変うれしく思います。これまでの生産設備ラインナップにUT3が加わることで、治験薬製造から初期商用生産までのバイオ原薬の供給基盤が一段と強化されるとともに、中外製薬グループが創製する革新的な医薬品の迅速な上市に貢献できるものと期待しています。UT3を舞台とした新たな挑戦を通じ、世界中の患者さんの健康に貢献するという価値創造に継続的に取り組んでまいります。

【竣工式の様子】

UT3概要

名称 バイオ原薬製造棟「UT3」
所在地 栃木県宇都宮市清原工業団地16番3号
構造 免震4階建
建築面積 3,068m2
延床面積 9,966m2

【UT3外観】

【UT3内部の様子】